猫逝つてしまつてひとり草の花

 

                 佐藤俊春

 

月曜日の朝日俳壇にこんな俳句が選ばれていた。

ひょっとして、私もそんな気持ちでいるかと忖度してくれたか、土曜日、いつものメンバーが思いもかけず次々とやって来て、私はずいぶん驚いてしまった。
俊ちゃんがひそかに招集をかけていたらしい。

そのときの写真、俊ちゃんが送ってくれたのだが、添付の形ではなかったので、私の技量では、それをここに転載できない。

とはいえ、それを見れば、私の顔

秋灯に淋しき影もなかりけり

である。

まあ、飲み過ぎである。

 

はてさて、その酔いもさすがに抜けた昨夜、なるみさんから、「猫逝つて」ならぬ

虎逝つて今年の秋も終わりけり

という嘆きの電話がございました。

 

宗匠はいかが?