飛べないカラス
――啼け! ――よろしい、私は啼く。 そして、啼きな…
《徒然草》 第百六十六段
人間の営みあへるわざを見るに、春の日に雪仏を作りて、そのために金銀…
原始的の下等なこと
世の中の人は今日でも政治に熱中するのでありまして、なにをおいても政…
《徒然草》 第百六十五段
あづまの人の、都の人に交はり、都の人、あづまに行きて身を立て、また…
冬の並木道
冬の並木道は明るい。 それはなにもかも捨ててしまった明るさ。 すっ…
《徒然草》 第百六十四段
世の人あひ会ふ時、暫くも黙止することなし 必ず言葉あり。 その事を…
《徒然草》 第百六十三段
太衝(たいしよう)の太の字、点打つ、打たずといふこと、陰陽(おんや…
500日
不可能なものに触れるためには、可能なものをやりとげておかねばならな…
冬菫
日だまりに小さき幸や冬すみれ