ココアは自然に固まる場合がありますが、風味・香りには異常がありません。

 

― バンホーテン ピュア ココア ―

 

昨日ふと茶棚の奥に、VAN HAUTENのココアの缶があるのに気付いて、
「寒いことだし、たまには」
と、久しぶりに、手鍋にパウダーを練って、子どもたちにココアを飲ませた。
むろん、たいそう評判はよかった。
私も飲んだが、たいそううまかった。

で、今朝になって、なにげなくその缶の底を見てみると、なんと、そこには

980324 B

の文字が!
たぶんこれは賞味期限の表示なのであろう。
(というか、まちがいなく!)
ということは、Coco1番館のカツもなにやら問題だったらしいが、凱風舎のCOCOA缶は、もっとすごいな。

さっきやってきた子どもらにそれを見せると、

えー、俺ら、生れてない!」

と言われてしまった。
たしかに。
ヤギコも生れてない。

まあ、きみたちが、これから先何十年生きようとも、自分の生れる前に賞味期限が切れていた食品を食べる機会なぞ、絶対にないであろうな。
というわけで、君たちは実に貴重な体験をしたのである!

念のために言っておけば、製造以来20年になんなんとしていたであろうそのココアパウダーに何の変質もなかったことは言うまでもない。

今日の冒頭の言葉は、ココアの内蓋にあった言葉ですが、20年たっても、缶の中の粉は固まってもいませんでした。