契(ちぎ)りきな かたみに袖を しぼ.
恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり.
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は.
浅茅生(あさぢふ)の 小野の篠原 忍.
忘らるる 身をば思はず ちかひてし .
しらつゆに 風の吹きしく 秋の野は .
云々。 「云」は「ウン.
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを .
人はいさ 心も知らず ふるさとは .
何がうれしいんだか二人笑ってます。 .