先日(13日)食事会での話。私の孫の名前の話になり、前野と勝田氏はとんと覚えがなかったようであるが、邑井はちゃんと覚えていたようだった。
そこから子供に付ける名前の話になり、邑井が

「月って書いてなんていうかわかるけ?」

とみなに問うた。
私はその答えを知っていたのですぐ答えたのだが、勝田氏はフランス語を今学習中とかで

「うーん、ルネ、とか」

とか言う。
私の答えは「ルナ」。
そしてこのやり取りに誰も疑問を抱かないというところが、じつは問題だったのだ。

 なぜなら、邑井は前回の食事会(去年の12月)にも同じ問いを発し、私が同じ答えを返していることをその場の誰も記憶していない からだ。

12月の時、私はこう付け加えた。
「昔、親父の煙草を買いに行かされて、ルナってのがあった。ふとした折り、親父が、これは月っていう意味や。と教えてくれた。」
その煙草は上品な薄い黄色のパッケージだった。
勝田氏はJTだから、
「そういや、ルナってあったな。」
と答えたように記憶する。
いや、そんなことは言うてまへん・・・・と言われれば『推定無罪』ということにしておいて、前野は大分きこしめしてましたから(前回も今回も)『酔低無罪』にしときませう。
邑井は『イエローカード』やわいや!
今度オクビもなく
「月って書いてなんていうかわかるけ?」
というた日にゃ、『レッドカード』っす。

 平和でもワシに限ってボケなんて

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おたよりありがとうございます。

まあ、年ですもん、しょうがありませんな。

わたくしは、といえば、韻も平仄もなにもないが、一見、漢詩ふうに書いてみれば、

 

衰翁六十尚加三
莫怪今春又言同
尽酒杯未尽素志
膝上已眠老小猫

 

 

衰翁六十 尚お 三を加う
怪しむ莫かれ 今春 又 言の同じきを
酒杯を尽くして 素志未だ尽くさず
膝上 已に眠る 老小猫

 

てなところでしょうか。

 

すてぱん