お元気ですか?

私は今、夜行バスに乗って滋賀へと向かっております。

バスに乗った瞬間思いました。

「これは、バス酔いする。」と。

最近寒いですね。

「冬の寒さが思い出せない」
とお母さんに話していたから冬将軍がやってきてくれたのだと思います。
とんだ自己中な考えですね。

一学期最終日の給食の沖縄の郷土料理は意味がわからなかったです。
あれは本当の本当に給食室に乗り込まれてもおかしくないですよ。

私は食に対するこだわりが強いので(というか学校生活でそれしか楽しみがないので)あの満足度の低い給食にはがっかりでした。

もずくスープなんて、誰がおかわりするんでしょうね。
まあ、チャーハンみたいなごはんはちゃっかりおかわりしましたけどね。

何がダメって、食育で郷土料理に親しませることにねらいがあるのでしょうが、47都道府県のうち、「沖縄」料理を出すことです。

上から北海道はラーメン、宮城は牛タン、栃木は餃子、愛知はうな重、大阪はお好み焼き、広島は広島焼き、香川はうどん、福岡は明太子・・・・
ほら、いっぱーーーいあるでしょ?

なんでよりによって沖縄を選んでしまったのか。
そこに私を満足させられなかった理由があるでしょうね。

 

さてさて、日本語がまだまだうまく話せないロシア人のマルガリータさんの話をします。

一学期最後のプールで、マルガリータさんは水泳帽の中に髪の毛を入れられなくて、
「ちょと、せんせーぃ。たすけてくださぁい。」
と言っていました。
勉強でわからないことがあって先生を呼ぶ時に「たすけてくださぁい。」なんて言う子供はいません。
どこで覚えたのか、、、?

一年生は国語の時間に、詩を音読します。
7月は阪田寛夫さんの「あっついつい」という詩でした。

終業式の日、外に出たマルガリータは私の顔を見て、片手で顔を扇いで、片手で空を指差しながら、
「せんせーぃ。あっついつい。ね?」
と言いました。

ああ、なるほど。マルガリータにとって、どの時間もどの勉強も無駄になってないんだ。
ちゃんと自分のものにしてるんだ。と私、感動してしまいました。
私にとっては、毎日なんとなく詩を聞いて、なんとなく空で言えるようになったかな、程度の何気ないことだったのに、マルガリータは小さなことでも学んでいるんですね。

 

終業式は一応式なので、先生たちはみんなジャージではなく綺麗な格好をしなければなりません。
私はいつもジャージなので、朝スカートを履いた私を見た子供たちは、

「うわあ!!先生!お姫様みたいだね!」
「先生、今日のお洋服かわいいね。とっても似合ってるよ。」

と言ってくれました。
こういうところで自己肯定感って育まれるのでしょうか?ねえ。

 

以上、品川の小学校のお姫様より。