わたしたちは、

氷砂糖をほしいくらゐもたないでも、

きれいにすきとほつた風をたべ、

桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。

 

 

       ― 宮沢賢治「注文の多い料理店 (序)」―