金沢の年寄りは自転車のことを“じでんしゃ”と発音し,恐ろしい
を“おとろしい”といいます。
世界中の地表近くに吹いている“風の世界地図”を探していたら、
意に反してこんなものが出てきました。
恐ろしい巨大な自転車のようにも見えます。
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おたよりありがとうございました。
しづかにきしれ四輪馬車、
ほのかに海はあかるみて、
麦は遠きにながれたり、
しづかにきしれ四輪馬車。
という詩が、萩原朔太郎の「月に吠える」の中にあります。(「天景」)
たしかに、画像の渦は二つで、四輪ではないのですが、そのぐるぐる廻るさまを見ていたら、なぜだかこんな詩、思い出してしまいました。
彼女を乗せた乗合馬車が、風景の遠くの方へ一直線に、
彼女と彼女の小さな手提げ行李と、二つの風呂敷包みとを
伴(つ)れてゆく。それの浅葱(あさぎ)のカーテンにさ
らさらと木漏れ日が流れて滑り、その中を蹄鉄がかはるが
はる鮎のやうに光る。ふつと、まるでみんなが、馭者も馬
も、たよりない鳥のやうな運命に思はれる。さやうなら、
さやうなら、彼女の部屋の水色の窓は、静かに残されて開
いている。
三好達治の「昼」の一部です。
馬車からの連想で思い出しました。
夏休みもそろそろ終わりです。
朝からやってくる子供たちを待つこの時間、いつの間にか外は雨が降り出しました。
すてぱん