金沢の年寄りは自転車のことを“じんしゃ”と発音し,恐ろしい

を“おろしい”といいます。

 

世界中の地表近くに吹いている“風の世界地図”を探していたら、

意に反してこんなものが出てきました。

 

恐ろしい巨大な自転車のようにも見えます。

 

http://earth.nullschool.net/jp/

 

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おたよりありがとうございました。

 

しづかにきしれ四輪馬車、
ほのかに海はあかるみて、
麦は遠きにながれたり、
しづかにきしれ四輪馬車。

 

という詩が、萩原朔太郎の「月に吠える」の中にあります。(「天景」)

たしかに、画像の渦は二つで、四輪ではないのですが、そのぐるぐる廻るさまを見ていたら、なぜだかこんな詩、思い出してしまいました。

 

 彼女を乗せた乗合馬車が、風景の遠くの方へ一直線に、
彼女と彼女の小さな手提げ行李と、
二つの風呂敷包みとを
伴(つ)れてゆく。それの
浅葱(あさぎ)のカーテンにさ
らさらと木漏れ日が
流れて滑り、その中を蹄鉄がかはるが
はる鮎の
やうに光る。ふつと、まるでみんなが、馭者も馬
も、たよりない鳥のやうな運命に思はれる。さやうなら、
さやうなら、彼女の部屋の水色の窓は、
静かに残されて開
いている。

 

三好達治の「昼」の一部です。
馬車からの連想で思い出しました。

 

夏休みもそろそろ終わりです。

朝からやってくる子供たちを待つこの時間、いつの間にか外は雨が降り出しました。

 

すてぱん