賃上げの花が舞い散る春の風

 

 

これが今年作られたアベノハイク。
『安倍政権を笑い倒す』(佐高信  松元ヒロ対談 角川新書)に載っていました。

まず季語が三つある。
しかも中身は、賃上げが散ってしまっている。
これを周りの人間がほったらかしにしている。
裸の王様状態だ。

 

アベノことをこれ以上言っても、という気持ちは否めない。
何せ衆院選を二回も勝っているのだから。

 

こちらはいよいよの霰です。

2015/12/17 10:04

 

恋しきは炬燵布団の人の足

 

なお、松元ヒロ氏はお笑いピン芸人で、過激な政治ネタのためテレビには出してもらえていません。
菅官房長官はアベノ一次内閣で総務大臣をしていましたが、テレビは免許制で総務省管轄であるので、彼はそういうことに長けているということらしい。
なので、ラジオならわりと好きに喋れるらしい。

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おたよりありがとうございます。

そちら霰ですか。
冬ですなあ。

ところで、「安倍の俳句」についてはコメントする気にもなれません。
別に政治家が上手な俳句を詠めなくても一向構いませんが、この人が首相である政権を支持している人がこの国の半数近くまだいることに、呆れかえっているだけです。

今日久しぶりに電車に乗って街に出た私は、こんな詩を思い出しておりました。

滅びの群れ。
しずかに流れる鼠のようなもの、
ショウウィンドウにうつる冬の河。

― (北村太郎『センチメンタル・ジャーニー』)―

別に行きかう人々に何の悪意もなかったのですが・・・・。

今まで気づかずにいましたが、「絶望」というのは、実はたいそう乾いた感情なのですな。

 

すてぱん