うちの下の娘は今春高校を卒業した。
が、そのあとの行く先は未だ決まっていない。
今夏の選挙には投票することができるので、少し社会情勢にも目が向くようになった。
とりあえず、原発は恐いらしい。
で、私とも些かそんな話をするようになって、朝鮮やら韓国の話などもしていたのだが。日本の中高生には、からきし隣りの国のことを学校で伝えてないなと思いました。
そこで、今年の一月に私が借りたビデオ、『パッチギ』を娘に勧めることにした。
この映画は1968年の高校生が主人公だ。
寸分の狂いもなく、私ら(寺西とか)その時高校生でした。
舞台は京都で、喧嘩のシーンとか多いんだけれど、そこら辺にいる男子高校生が朝鮮高校の女子を好きになるっちう話です。
自分たちが高校生の時は全くと言っていいほど在日朝鮮人との接点はなかったのだけれど、そういう人たちのことも知っておかなかければと思う。
年のせいか、映画の途中泣いてしまいました。
曼珠沙華「イムジン川水清く」
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おたよりありがとうございました。
たしかに高校生と話していて、彼らが世界の事を何も知らないことにはなはだ驚いてしまいますが、ひるがえって、自分たちが同年代だったころを思い起こせば、本人としてはおおいに関心を持っていたつもりでしたが、その内実たるや、まあ相当に浅はかなものだったように思います。
要は、高校生というのは、なんだかんだと言っても、まだ大人たちから『守られている』存在で、ほんとうの意味で社会に直に触れてはいないのでしょう。
ところで、エリカさんのようなうつくしい人が近くにいれば、私も、《死ねるリスト》の第一位に彼女を据えて、おおいに喧嘩もしたかもしれません!
すてぱん